4月10日、オーストリアに住む2人の少女が、忽然と姿を消した。行き先を誰にも告げずに――。
消息が判明したのは、それから1週間が経ったあと。なんと彼女たち、シリアへ入国していたのだ。
「共にボスニア難民という出自を持つサムラ・ケシノビッチさん(16)とサビナ・セリモビッチさん(15)は、自らのフェイスブックに戦闘服姿の写真を
アップし、“イスラム教徒として聖戦を戦い抜く”と意気込みを綴っていた。“死こそ私たちのゴール”との不穏な記述も見られました」(現地記者)
一方、“モスクに通っていた娘が過激派に勧誘されてしまった”と嘆く両親らは、事態を受け入れられるはずもない。2人を無事に帰国させるべく、インターポール(国際刑事警察機構)も捜査を開始。顔写真を公開して、情報を募っている。
「シリアでは、つい最近も18歳のイギリス人青年が反政府軍に加勢し、命を落としたばかりです」(同)
内戦が始まった11年以降、総死者数は15万人にも上るという。果たして出口は見えているのだろうか。
現代イスラム研究センターの宮田律理事長が語る。
「現在、次期大統領選の強行を図るアサド政権が、ロシアからの武器提供を背景に主導権を握りつつある。しかし、依然として戦況は混迷を極め、先日も、全廃
が求められているはずの化学兵器の使用が報じられました。内戦長期化の一因は、『ムスリム同胞団』、『自由シリア軍』、『クルド人組織』など乱立する反政
府勢力が一枚岩ではなく、互いにいがみ合っていること。ウクライナやパレスチナに掛かりきりのアメリカが、有効な打開策を講じられていないのも問題でしょ
う」タオバオ仕入れ